招待状はお客様への最初のアプローチ。お二人の気持ちが伝わる素敵な招待状にしたいもの。
心のこもった招待状はお客様の結婚式への期待をいっそう膨らませてくれることでしょう。
ここでは、招待状作りの基礎知識についてご紹介しましょう。
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招待状は、通常封筒に入れて手渡したり郵送したりします。このため、招待状用のペーパーアイテムは、封筒や返信ハガキ、封シールなどがセットとなっているものを選ぶと便利です。
招待状本状はA5サイズが主流で、2つ折りにして封筒に入れます。台紙と中紙が分かれており、装飾も兼ねたリボンやゴムで留めるタイプのものが使いやすく、フォーマルでもカジュアルでも使うことができます。
招待状の文面は、典型的な例をもとにアレンジするのが良いでしょう。「いつ、どこで、だれが、どんな結婚式を行うか」を分かりやすく明記することが大切です。
「お祝い事には終止符を打たない」というように、招待状の文章は、「、」や「。」などの句読点を使わず、段落の行頭も空けないのがしきたりです。
また、「忌み言葉」と言って「切れる」「去る」「枯れる」など別れや終わりを連想するような言葉を使ってはいけません。繰り返しを意味する「重ね重ね」「再び」などの言葉も良くないとされています。
発送月(平成○年○月吉日)と返信期限も忘れずに明記しましょう。返信期限は挙式の1ヶ月ほど前の大安などにすることが多いようです。 くれぐれも、間違いの無いように、また、送る相手に失礼の無いように心がけましょう。
また、招待状本文とは別に、会場の案内や時間等に関する注意文やお願いなどを記載する場合、読み間違いを防ぐために句読点を使用しても良いと言われています。時代や地方、各家の考え方などにもよりますので、ご家族ともご相談の上、縁起を担ぐことも大切ですが、送る相手の身になった招待状作りを心掛けましょう。
招待状の差出人は、親、それとも本人?差出人はいったい誰にするのが良いのでしょう。
きちんとした決まりはないようですが、目上の方が多くなるので、失礼の無いように親(両家の父親(母親))の名前で出すことが多いようです。 親戚の方などは、ご本人の名前にあまり馴染みの無い場合などもありますし、会社の上司などでも親の名前で出した方がよりフォーマルです。
最近では、自分たちの結婚式なのだから本人の名前で出したいという方も多く、それが手作りの醍醐味でもあるのですが、くれぐれも失礼の無いように心がけたいものです。 友人や同僚には本人の名前で、親戚や上司には親の名前でというように2種類の招待状を用意するのも1つのアイディアです。
招待状には通常、封筒に、披露宴招待状本状、切手を貼った返信ハガキ、会場案内図が入ります。会場案内図は式場が用意している場合が殆どですので、あらかじめ人数分を用意しておきましょう。
案内図が無い場合は、招待状と合わせて案内図も作る必要があるかもしれません。
この他、挙式に出席していただく方には挙式案内状、スピーチを依頼される方にはスピーチの依頼状や付箋、必要に応じて2次会の案内状なども同封することになります。
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招待状は、重さや大きさから定形外料金となる場合がありますので、重さを確認して金額をあらかじめ確認しておきましょう。
また、封筒や返信ハガキに貼る切手には慶事用切手(鶴、寿、ハートの図柄があります)が好んで使われます。最近では、写真を使ったオリジナル切手を作ることもできます。
詳しくは日本郵政公社のホームページをご覧ください。
招待状に添付する挙式参列の依頼やスピーチの依頼などを記載する小さなカードを「付箋(ふせん)」と呼んでいます。付箋はスピーチや乾杯、余興のお願いをしたいお客様の招待状にのみ添付しますが、事前に電話や直接会ってお願いしておくのが礼儀です。
付箋専用のペーパーアイテムなどはあまり見掛けませんので、席札やサンキューカード用で名刺サイズのカードを利用しましょう。手書きのほうが気持ちが伝わりますが、プリンターで印刷する場合には名刺サイズがA4用紙に10面付けされたものを利用するのが便利です。
ペーパーアイテムをプリンターで印刷したけど、封筒の宛名も印刷でいいの?
毛筆で手書きというのが最も丁寧で理想的です。手書きにする場合、筆耕サービスを利用しても良いでしょう。
ただ、最近は、毛筆とはマッチしないチャペルでの教会式やレストランウェディングなども一般的となり、ペン書きや印刷にするカップルも増えています。
挙式スタイルなども考慮して、手書きにするかどうか決めると良いでしょう。
招待状のデザインにもよりますが、宛名を縦書き(横書き)にする場合は、差出人も縦書き(横書き)とし、招待状の差出人と封筒の差出人が同じになるようにします。 また、ご夫婦でご招待する場合は連名とし、ご主人の姓名とご婦人の名前または令夫人とします。ご家族の場合は、ご主人のお名前とご家族様とします。 招待状を手渡しする場合は、住所を入れずお名前のみを書きましょう。
封筒に貼る切手の位置は、招待状の基本や近年の郵便事情なども考慮して、縦向きの封筒に切手を貼る場合は左上に、横向きの封筒を使用する場合は右上に貼るのが一般的となっているようです。
招待状は披露宴の2ヶ月前には発送するようにしましょう。招待状の発送が遅れると、お客様の都合が合わなくてご出席いただけなくなることも。
ご媒酌人や主賓には直接手渡しするのが理想的です。会社の上司や同僚も会うことができる場合は、できるだけ手渡しするようにしましょう。
また、お返事をいただく期限は、披露宴の1ヶ月前ほどの大安の日を選びます。
上記の基礎知識を踏まえ、招待状発送前のチェックポイントをまとめてみました。
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今では、招待状はパソコンで作るのが当たり前。
招待状を作るためのパソコンソフトも販売されています。
「パソコンに不慣れなので、自分でも作れるかしら?」とご心配のあなた。パソコンソフトと手作り用ペーパーアイテムを使って招待状や席次表を作る手順を紹介するコーナーをご用意していますので、ぜひご覧ください。
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